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中古マンション価格査定マニュアル FAQ

Q1価格査定マニュアルは、どのような根拠で策定されたのですか。

Q2中古マンション価格査定マニュアルの査定の対象としている中古マンションはどのようなマンションですか。

Q3このCD-ROMを動かすには、ほかにソフトを購入する必要はあるのですか。

Q4査定手法はどうなっていますか。

Q5手作業による価格査定の算出はできますか。

Q6根拠となる基礎データはどのようなものですか。

Q7どのような画面により入力していくのですか。

Q8書籍として価格査定マニュアルはないのですか。


A1

 価格査定マニュアルは、昭和55年の宅地建物取引業法改正により、媒介契約制度が施行されたことに伴い開発されました。
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宅地建物取引業法
(媒介契約)
第34条の2 宅地建物取引業者は、宅地または建物の売買又は交換の媒介の契約(以下この条において「媒介契約」という。)を締結したときは、遅滞なく次の各号に掲げる事項を記載した書面を作成して記名押印し、依頼者にこれを交付しなければならない。
 一 (略)
 二 当該宅地又は建物を売買すべき価格又はその評価額
 三~六 (略)
2 宅地建物取引業者は、前項二号の価格又は評価額について意見を述べるときは、その根拠を明らかにしなければならない。
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すなわち、宅地建物取引業者が、媒介契約において媒介価格について述べる際には、根拠を明示しなければならない旨が上記法第34条の2により義務付けられました。これに関連して、その根拠明治の合理的手法として建設省委託調査による価格査定マニュアルが発表され、これを実用化したものが、(財)不動産流通近代化センターの査定マニュアルです。


A2

居住用ファミリータイプのマンションを対象としています。高級マンション、定期借地権マンション、収益物件、店舗ビル・事務所ビルの一部に併設された居住用マンション、店舗用・事務所用等居住用以外のマンションは、査定の対象となっていません。



A3

 

必要はありません。このCD-ROMは、Microsoft Accessというソフトによって動きます。例えお持ちのパソコンにMicrosoft Accessが入っていなくても、Microsoft Accessランタイム版という簡易ソフトが付いており、それをインストールすることによって動かすことができます。




A4

 「中古マンション比較法(取引事例比較法)」の基づき査定を行います。
 (1)実際に売買されたマンション(以下「事例マンション」といいます。)を選びます。
 (2)査定をするマンション(以下「査定マンション」といいます。)と事例マンションのそれぞれに、「当該住戸の位置」・「専有部分の状況」・「最寄り駅までの距離」・「周辺環境」等の条件について判定・評価を行います。
   査定条件に対する判定・評価の結果は評点(評価得点)で表されます。
   事例マンション、査定マンションそれぞれについて評点を求めます。
 (3)両者の評点の比較の結果と事例マンションの売買価格を基に、査定マンションの査定価格を導き出します。
以上のような手順にて査定価格を算出しますが、簡単に申しますと、『事例マンションは
判定・評価の結果、評点は○○○点○○○○万円で売れたから、これに比べて査定マンションの判定・評価の評点は◎◎◎点なので、売値は◎◎◎◎万円という計算になる』という考え方です。  


A5

 

中古マンション価格査定マニュアルは、手作業による査定価格の算出は、想定していません。煩雑な建物価格の計算を自動化する目的でシステムを開発しております。




A6

 

項 目
資料(基礎データ)
○築後年数による評点 財団法人 東日本不動産流通機構
○「所在階」による評点 「不動産流通データ」
○「バルコニーの広さ」による評点  
○「徒歩分」による評点  




A7

 査定条件
 基本情報(14P)
 住戸位置(16P)
 専有部分(17P)
 交通・立地(18P)
 共有部分(19P)
 建物の維持(20P)
 管理清掃(21P)



A8

 本CD-ROMのなかには、以前出していました書籍としての内容がPDF(画像)データとして付いています。プリントアウトして紙ベースとしてみることもできます。